昨日東京タイムのドル円は102円後半で推移していましたが、日経平均が軟
調となったことを背景にジリジリと値位置を下げ、東京タイム午後には102円
前半まで下落する展開となりました。欧州タイムに入り欧州株も軟調スタート
となりましたが、その後欧州株が回復してきたこと、またクウェートの政府系
ファンドが大手金融機関に出資を検討しているとの報道を受け、ドル円は
102.70円付近まで値を戻しました。しかしNYタイムで一転、ドルは全面安とな
りました。国際通貨基金(IMF)が米成長見通しを1.5%から0.5%へと引き下
げたこと、さらに米金融当局に対し利下げを継続すべきとの見解を示したこと
がドル安となった一因の模様です。ドル円は101円半ばまで下落し、そのまま
東京市場へと移行しています。
そして本日はECB・BOEの政策金利発表があります。ユーロ圏の底堅い景気動
向と物価高止まりを背景に、ECB会合では今回も据え置き予想が市場の大部分
を占めている模様です。またミロー独財務次官やコンスタンシオ・ポルトガル
中銀総裁のように、米景気失速による悪影響を楽観視するコメントも散見され
ており、市場の注目は、その後に行われるトリシェECB総裁の会見に集まって
いる模様です。一方で、BOEは事前予想は0.25%利下げとなっていますが、8日
に発表された英3月HBOS住宅価格が事前予想を大きく下回ったことで、にわか
に0.50%利下げの可能性が浮上しています。BOE政策金利はサプライズが多い
ことでも知られていますので、こちらも注意が必要です。
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